国家試験である不動産鑑定士試験に合格し、
国土交通省に備える不動産鑑定士名簿に登録を受けた者で、
不動産の権利関係やその経済価値に関する高度の専門家である。
不動産鑑定業とは、自ら行うと他人を使用して行うとを問わず、
他人の求めに応じ報酬を得て、
不動産の鑑定評価を業として行うことを言い、
不動産鑑定業を営むためには不動産鑑定業者の登録を受けなければならない。
不動産鑑定業を営もうとする者は、
二以上の都道府県に事務所を設ける者は国土交通省に、
一都道府県内にのみに事務所を設ける者は都道府県に備える不動産鑑定業者登録簿に登録を受けなければならない。
不動産鑑定業者の事務所には、主たる事務所であると従たる事務所であるとに関わらず、専任の不動産鑑定士を一名以上置かなければならない。
不動産の鑑定評価を主たる業務とする不動産鑑定事務所のみならず、信託銀行やデベロッパー、電鉄会社等も不動産鑑定業者の登録を受けている。
不動産鑑定士は国家資格であり、不動産鑑定士となるためには国土交通省土地鑑定委員会が実施する国家試験に合格しなければならない。
その難易度は司法試験、公認会計士試験と並んで高く、これらの国家試験を総称して三大国家試験と呼ばれる。
合格率は10%程度である。
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